AOL Open Mobile Platformのオープン化を発表
アメリカのAOLが様々なモバイルプラットフォームで稼動するアプリの開発支援ツールのオープン化に踏み切るようだ。
http://dev.aol.com/openmobile/pr02112008
AdobeのDevice Centralみたいなものかと思ったが、そうでもないらしい。ただアイデアとしては同じJ2MEで書いたソフトであっても端末ごとやOSごとの挙動を微調整したりすることがどうしても必要だった。その差異を埋めてくれるツールやソースコードを開発者に無償で提供するというのだ。
BREW、Java、Linux、RIM、Symbian、Windows Mobileにも対応すると書いてある。また当然のことだろうが、AOLの各種APIやAOLのサービスとの連携もバッチリだ。
またFAQのところを見ると、作ったアプリを配布する環境も提供する用意があることが記されている。詳細についてはまだ語れないとしているが、例えばアプリ☆ゲットのようなサイトを提供するのではないだろうか。
今回のオープン化についての動機も語られているが、実際のところはタイムワーナーにお荷物となっているAOLが、切り捨てられてもテクノロジーと自前のサービスで生き残っていくために開発者の囲い込み、もしくは存在感をアピールする戦略であることが間違いないだろう。
提供は2008年の夏ごろとしている。いずれにしてもモバイル系の開発者にとって朗報であることには間違いない。恐らく日本国内の端末には対応しないのであろうが、今後の動向に注目しておきたい。