詳細ActionScript 3.0
- 作者: Colin Moock,永井勝則
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2008/11/22
- メディア: 大型本
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とくに外部の画像読み込み、イベントの処理方法、などActionScript独特のクセはしっかりと学んでおくべきだ。あとゲームなどの画面の更新やアニメーションは、Javaなどではdraw()メソッドの中にループして書くのが一般的だと思うが、ActionScriptでは正しいやり方ではない。一例として、
public function AnimationTest(){ var tf:TextField = new TextField(); tf.text = "Hello World!"; tf.autoSize = TextFieldAutoSieze.LEFT; addChild(tf); while(tf.x < = 200){ tf.x += 10; } }
のようなコードでテキストを動かすアニメーションがなぜ動かないか、などの理屈も説明している。(画面はコードブロック内では更新されないため)
したがって、ENTER_FRAMEイベントかTimerEvent.TIMERイベントのどちらかを使う必要がある。そしてどういう時にどちらを使うのが適切であるかも説明している。
特に他の似た言語からActionScript3.0に入ってくると、基本的なシンタックスさえ覚えればサクサクとコードが書けてしまう。しかし必ず引っかかることが出てくる。そんなときに疑問に答えてくれるには、この1000ページ超のボリュームを持つこの本しかない。
欠点は値段と外部APIなどは紹介してくれないことだろうか。それを抜いてもActionScript遣いには必携だと思う。