プログラムとは
プログラム、プログラミングという言葉を良く聞くようになりました。学校の指導要領に含まれるため、教員の確保や授業の質を担保するためにどうするか、と言った内容のニュースを聞くようになったためです。
またNintendo Switchでは『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』が2021年6月に発売されました。これまでの子ども向けのプログラミング教材と一線を画する斬新な試みです。
「プログラミング」とは「プログラムを作る、書く」という行為ですが、そもそもプログラムとは何でしょうか。
簡単に言うと、それはコンピュータに与える命令のことです。その命令が実行された場合に処理が行われます。
例えば、足し算というプログラムがあるとします。2つの数字を与えれば(入力)、それを加算処理した数字を出します(出力)。例えばこんな感じになります。
>|shell|
addition.sh 1 2
> 3
addition.shというのがプログラムです。スペースの後の1と、更にスペースの後の2が入力です。
これでエンターキーを押すと、次の行の3という答えが出ます。
これだけだと単純すぎてイメージにしにくいかもしれません。しかしプログラムを突き詰めてゆくと、細かなこのような単純な処理の集合体であることがわかってきます。
このようなコントローラーの操作一つ一つが入力です。■ボタンを押したらそのボタンに対応した処理を行います。マリオがジャンプしたり、メニューの項目を選択したりという場面場面に合わせた処理が行われるわけです。
そのような細かな処理の一つ一つをプログラムと呼びます。そしてそれが大きく組み上がったもの、販売されているゲームソフトとかアプリとかのこともプログラムと呼びます。
規模の大小を問わず、そのような処理、または処理の塊によって完成された一つのソフトウェアのこともプログラムと呼ぶのです。